


正倉院正倉の外観です。右(北側)から北倉・中倉・南倉が並びます。
正倉院の由来
奈良・平安時代の中央・地方の官庁や大寺には、重要物品を納める正倉が設けられていました。そしてこの正倉が幾棟も集まっている一廓が正倉院と呼ばれたのです。しかし、あちこちに置かれた正倉は、歳月の経過とともにいつしか亡んでしまい、わずかに東大寺正倉院内の正倉一棟だけが往時のまま今日まで残ったのです。これがすなわち、正倉院宝庫です。
8世紀の中頃、奈良時代の天平勝宝八歳(756)6月21日、聖武天皇の七七忌の忌日にあたり、光明皇后は天皇の御冥福を祈念して、御遺愛品など六百数十点と薬物六十種を東大寺の本尊盧舎那仏(大仏)に奉献されました。皇后の奉献は前後五回におよび、その品々は同寺の正倉(現在の正倉院宝庫)に収蔵して、永く保存されることとなりました。これが正倉院宝物の起りです。そして、大仏開眼会をはじめ東大寺の重要な法会に用いられた仏具などの品々や、これより200年ばかり後の平安時代中頃の天暦4年(950)に、東大寺羂索院の倉庫から正倉に移された什器類などが加わり、光明皇后奉献の品々と併せて、厳重に保管されることとなったのです。正倉院宝物は、このようにいくつかの系統より成り立っています。
この正倉院宝庫は、千有余年の間、朝廷の監督の下に東大寺によって管理されてきましたが、明治8年(1875)、宝物の重要性にかんがみ内務省の管轄となり、次いで農商務省を経て宮内省に移り、引き続き宮内庁の所管するところとなったのです。なお、宝庫は現在、古来の正倉のほかに西宝庫・東宝庫があり、いま宝物はこの両宝庫に分納して保存されています。
宝庫について
正倉は前記のとおり、もとの東大寺の正倉で、奈良時代以来宝物を襲蔵してきた宝庫です。檜造り、単層、寄棟本瓦葺きで、高床式に造られています。間口約33メートル、奥行約9.4メートル、床下約2.7メートル、総高約14メートルの大きさをもち、床下には直径約60センチの丸柱が自然石の礎石の上にどっしりと立ち並んで、巨大な本屋を支えています。その豪壮な構えと端正な姿は、まことに奈良時代第一の大寺である東大寺の正倉、わけても国家的宝物を安置する宝庫にふさわしいものです。


倉は三倉に仕切られ、北(正面に向かって右)から順に北倉、中倉、南倉と呼ばれています。北倉と南倉は、大きな三角材(校木)を井桁に組み上げた校倉造りで、中倉は、北倉の南壁と南倉の北壁を利用して南北の壁とし、東西両面は厚い板をはめて壁とした板倉造りです。また各倉とも東側の中央に入口があり、内部は二階造りとなっています。北倉は主として光明皇后奉献の品を納めた倉で、その開扉には勅許(天皇の許可)を必要としたので勅封倉とよばれ、室町時代以後は天皇親署の御封が施されました。中倉・南倉はそれ以外の東大寺に関わる品々を納めた倉で、中倉は北倉に准じて勅封倉として扱われ、南倉は諸寺を監督する役の僧綱の封(後には東大寺別当の封)を施して管理されましたが、明治以後は南倉も勅封倉となりました。
正倉院宝物が現在もなお極めて良好な状態で、しかも多数のものがまとまって残されているのは、一つには勅封制度によってみだりに開封することがなく、手厚く保護されてきたことに負うところが大きいのです。また建築の上からみると、宝庫がやや小高い場所に、巨大な檜材を用いて建てられ、床下の高い高床式の構造であることが、宝物の湿損や虫害を防ぐのに効果があったものと思われます。その上、宝物はこの庫内で辛櫃に納めて伝来されましたが、このことは櫃内の湿度の高低差を緩和し、外光や汚染外気を遮断するなど、宝物の保存に大きな役割を果たしたのです。
ところでこの宝庫は、奈良時代の創建以来、幾多の危機に見舞われています。治承4年(1180)の平重衡の奈良焼き(南都焼打ち)や永禄10年(1567)の三好、松永合戦の兵火による大仏殿炎上、建長6年(1254)の北倉への落雷などがその主なものですが、幸運にも大事に至らず、ゆるぎない姿で今日に伝えられたのです。しかし、その間には経年による朽損、雨漏りなども少なくはなく、建物の維持のため、大小いくつもの修理が行われています。たとえば、いま見る外観のうちで、床下の柱に巻いた鉄の帯や、本屋を支える根太の鼻にかぶせた銅板は、後世の修理時に加えられたものです。
なお、宝庫の建築年時については、そのことを直接記録した資料がないので明確ではありませんが、文献に見える記事から、おそくとも天平宝字3年(759)3月以前に出来上がっていたことは確実とされてきました。また宝庫が校倉と板倉とを一棟にまとめた特異な構造であるため、はたして創建の当初から現在のような形であったのか、あるいは中倉は後に継ぎ足されたものではなかったかということが専門家のあいだで議論されてきましたが、近年では、使用されている建築材の科学的調査(年輪年代法)によって、宝物献納と相前後する時期に、最初から現在見るような姿で建築されたと見る説が有力となっています。
なお、この正倉は、平成9年(1997)に国宝(正倉周辺地域は史跡)に指定され、翌年には「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。
西宝庫・東宝庫
正倉の西南と東南に建っている宝庫で、西宝庫は昭和37年(1962)に、東宝庫は昭和28年(1953)に建築されました。ともに鉄骨鉄筋コンクリート造りで、現在は空気調和装置が完備されています。西宝庫は、正倉に代わって整理済みの宝物を収蔵している勅封倉で、毎年秋季に開封され、宝物の点検、調査などが行われます。東宝庫には現在、染織品を中心とした整理中の宝物と聖語蔵経巻が収納されています。


聖語蔵
もと東大寺の塔頭尊勝院の経蔵として建てられた校倉で、もとは転害門内にありましたが、明治年間、経典類が皇室に献納されたのにともなって、東宝庫の前方の現位置に移築されたものです。経典類は、中国の隋経・唐経をはじめ、奈良、平安、鎌倉時代の古写経その他の約五千巻で、今は東宝庫に収納されています。

宝物について
前記のような由来をもった正倉院宝物は、そのほとんどのものが奈良時代、8世紀の遺品であり、波濤をこえて大陸から舶載され、あるいは我が国で製作された美術工芸の諸品や文書その他です。
いま宝庫に伝えられている宝物の点数は、整理済みのものだけでも約九千点という膨大な量に上っており、またその種類も豊富です。試みに用途別に分類すると、書巻文書、文房具、調度品、楽器楽具、遊戯具、仏教関係品、年中行事用具、武器武具、飲食器、服飾品、工匠具、香薬類など生活の全般にわたっており、奈良時代の文化の全貌を眼のあたりに知ることができます。製作技法について見ても、金工、木工、漆工、甲角細工、陶芸、ガラス、染織など美術工芸のほとんどすべての分野におよび、平脱、木画、螺鈿、撥鏤、三彩、七宝といった高度の技法を用いたものが多く、使用材料の種類も豊富です。光明皇后奉献の趣旨と品目を記載した献物帳、樹下美人像で知られる鳥毛立女屏風、世界唯一の遺品でもある華麗な五絃琵琶、遙かなシルクロードの旅路を偲ばせるカットグラスの白瑠璃碗、黄金・珠玉で飾った犀角如意、現存最古の戸籍である大宝2年(702)の戸籍、狩猟文その他異国要素の文様をもった正倉院裂の数々、その他著名な宝物だけでも数え上げるときりがありません。




このような内容をもった正倉院宝物はまた、次のような重要な特質をそなえています。それはまず由緒伝来や製作年代、使用年代の明らかな宝物が少なからず含まれ、このため学術上寄与するところが多いことです。次に宝物が出土品ではなく、伝世品であるという点です。古代の遺品といえば、多くは地中から発掘されたものですが、正倉院宝物は出土品ではなく、木造の宝庫に納められて、千二百年余にわたって伝世してきたものです。従って保存状態も良好で、伝世品としての品格と美しさを保持していることは、誰もが感嘆するところです。さらにいまひとつの特質は、世界性です。正倉院の宝物は、国際色豊かな中国盛唐の文化を母胎とするもので、大陸から舶来した品々はもとより、国産のものもまた、その材料、技法、器形、意匠、文様などに、8世紀の主要文化圏、すなわち中国をはじめ、インド、イランからギリシャ、ローマ、そしてエジプトにもおよぶ各地の諸要素が包含されています。なかでも注目されるのは、西方的色彩の濃厚なことですが、西方の要素は盛唐の文物に取り入れられ、やがて我が国に伝来して、正倉院にとどまっているのです。「正倉院はシルクロードの終着点である」という言葉は、この宝物のもつ世界性の一端を言いあらわしたものといえるでしょう。正倉院宝物は、単に奈良朝文化の精華を示すだけでなく、実に8世紀の世界文化を代表する貴重な古文化財なのです。
正倉院宝物特別調査
正倉院事務所では、外部の専門家に委嘱して宝物の科学的な総合調査を実施しています。
| 薬物(第1次) | 1948~1951 | 『正倉院薬物』(植物文献刊行会) |
| 楽器 | 1948~1952 | 『正倉院の楽器』(日本経済新聞社) |
| 建築 | 1949・1955 | 『書陵部紀要』第7号 |
| 金工(第1次) | 1950~1952 | 『書陵部紀要』第5号 |
| 密陀絵 | 1950~1953 | 『書陵部紀要』第4号 |
| 漆工(第1次) | 1953~1955 | 『書陵部紀要』第9・11号 |
| 材質 | 1953~1955 | 『書陵部紀要』第8号 |
| 古裂(第1次) | 1953~1962 | 『書陵部紀要』第7~13号 |
| 絵画 | 1956~1958 | 『正倉院の絵画』(日本経済新聞社) |
| 書蹟 | 1956~1959 | 『正倉院の書蹟』(日本経済新聞社) |
| ガラス | 1959~1961 | 『正倉院のガラス』(日本経済新聞社) |
| 紙(第1次) | 1960~1962 | 『正倉院の紙』(日本経済新聞社) |
| 陶器 | 1962~1964 | 『正倉院の陶器』(日本経済新聞社) |
| 羅 | 1962~1968 | 『正倉院の羅』(日本経済新聞社) |
| 大刀外装 | 1963~1965 | 『正倉院の大刀外装』(小学館) |
| 古裂(第2次) | 1963~1972 | 『書陵部紀要』第11・14・19・26号 |
| 伎楽面 | 1965~1967 | 『正倉院の伎楽面』(平凡社) |
| 刀身 | 1966~1968 | 『正倉院の刀剣』(日本経済新聞社) |
| 組紐 | 1968~1970 | 『正倉院の組紐』(平凡社) |
| 漆工(第2次) | 1968~1970 | 『正倉院の漆工』(平凡社) |
| 金工(第2次) | 1970~1972 | 『正倉院の金工』(日本経済新聞社) |
| 木工 | 1972~1974 | 『正倉院の木工』(日本経済新聞社) |
| 木材材質 | 1976~1978 | 『正倉院年報』第3号 |
| 竹 | 1979~1981 | 『正倉院年報』第6号 |
| 植物 | 1982~1983 | 『正倉院年報』第9号 |
| 石製宝物 | 1984~1985 | 『正倉院年報』第10号 |
| 瑇瑁 | 1986~1987 | 『正倉院年報』第13号 |
| 真珠 | 1988~1989 | 『正倉院年報』第14号 |
| 繊維 | 1990~1991 | 『正倉院年報』第16号 |
| 螺鈿 | 1992~1993 | 『正倉院年報』第18号 |
| 薬物(第2次) | 1994~1995 | 『図説正倉院薬物』(中央公論新社) |
| 鳥 | 1996~1997 | 『正倉院紀要』第22号 |
| 年輪年代 | 1998~1999 | 『正倉院紀要』第23号 |
| 刺繍 | 2000~2001 | 『正倉院紀要』第25号 |
| 皮革 | 2002~2004 | 『正倉院紀要』第28号 |
| 紙(第2次) | 2005~2008 | 『正倉院紀要』第32号 |
| 毛 | 2009~2012 | 『正倉院紀要』第37号 |
| 麻 | 2013~2015 | 『正倉院紀要』第40号 |
| 筆 | 2016~2019 | 『正倉院紀要』第43・44号 |
| 聖語蔵 | 2020 | 『正倉院紀要』第45号 |
| 牙甲角 | 2021~2023 | 『正倉院紀要』予定 |
| 筵 | 2024 | 『正倉院紀要』予定 |
書籍紹介
ここでは、正倉院宝物に関する正倉院事務所編集の刊行物や職員執筆の書籍を中心に紹介します。
- 宮内省『東瀛珠光』全6冊(審美書院、1908・1909)
- 帝室博物館編『正倉院御物図録』全15冊(審美書院、1928-1944)
- 帝室博物館『御物上代染織文 第拾六輯 原色版』(帝室博物館、1928)
- 帝室博物館『御物上代染織文』(帝室博物館、1929)
- 帝室博物館『天平地寳』(帝室博物館、1937)
- 東京国立博物館『正倉院御物図録』全三冊(審美書院、1951・1953・1955)
- 正倉院事務所編『正倉院宝物』全3冊(朝日新聞社、1960~1962)
- 正倉院事務所編『正倉院宝物』染織全2冊(朝日新聞社、1963・1964)
- 正倉院事務所編『正倉院の宝物』(朝日新聞社、1965)
- 正倉院事務所編『正倉院宝物』全3冊(朝日新聞社、増補改訂版1987~1989)
- 正倉院事務所編『正倉院古文書影印集成』1~17(八木書店、1988~2007)
- 正倉院事務所編『正倉院宝物』全10冊(毎日新聞社、1994~1997)
- 正倉院事務所編『正倉院宝物』染織全2冊(朝日新聞社、新訂版2000・2001)
- 正倉院事務所編『聖語蔵経巻』(丸善雄松堂、2000~)
- 朝比奈泰彦編『正倉院薬物』(植物文献刊行會、1955)
- 正倉院事務所編『正倉院の書蹟』(日本経済新聞社、1964)
- 正倉院事務所編『正倉院のガラス』(日本経済新聞社、1965)
- 正倉院事務所編『正倉院の楽器』(日本経済新聞社、1967)
- 正倉院事務所編『正倉院の絵画』(日本経済新聞社、1968)
- 正倉院事務所編『正倉院の紙』(日本経済新聞社、1970)
- 正倉院事務所編『正倉院の羅』(日本経済新聞社、1971)
- 正倉院事務所編『正倉院の陶器』(日本経済新聞社、1971)
- 正倉院事務所編『正倉院の組紐』(平凡社、1973)
- 正倉院事務所編『正倉院の刀剣』(日本経済新聞社、1974)
- 正倉院事務所編『正倉院の漆工』(平凡社、1975)
- 正倉院事務所編『正倉院の金工』(日本経済新聞社、1976)
- 正倉院事務所編『正倉院の大刀外装』(小学館、1977)
- 正倉院事務所編『正倉院の木工』(日本経済新聞社、1978)
- 後藤四郎編『正倉院の文様』(日本経済新聞社、1985)
- 柴田承二監修・正倉院事務所編『図説 正倉院薬物』(中央公論新社、2000)
- 土井弘『原色日本の美術』第4巻 正倉院(小学館、1968)
- 後藤四郎編『日本美術全集』第5巻 天平の美術(学習研究社、1978)
- 松本包夫監修『正倉院とシルクロード』(太陽正倉院シリーズI、平凡社、1981)
- 阿部弘監修『正倉院と唐朝工芸』(太陽正倉院シリーズⅡ、平凡社、1981)
- 松嶋順正・木村法光監修『正倉院と東大寺』(太陽正倉院シリーズⅢ、平凡社、1981)
- 関根真隆監修『正倉院と天平人の創意』(太陽正倉院シリーズⅣ、平凡社、1981)
- 松本包夫責任編集『正倉院宝物にみる楽舞・遊戯具』(紫紅社、1991)
- 木村法光責任編集『正倉院宝物にみる家具・調度』(紫紅社、1992)
- 光森正士責任編集『正倉院宝物にみる仏具・儀式具』(紫紅社、1993)
- 週刊朝日百科『皇室の名宝』1~5 正倉院 北倉・中倉・南倉・染織・文書と経巻(木村法光ほか責任編集、朝日新聞社、1999)
- 北啓太監修『正倉院の世界』(別冊太陽143、平凡社、2006)
- 浅井和春責任編集『日本美術全集』3 東大寺・正倉院と興福寺(小学館、2013)
- 和田軍一監修『正倉院』1・2(岩波写真文庫40・56、岩波書店、1951・1952)
- 和田軍一『正倉院』(創元選書、創元社、1955)
- 和田軍一『正倉院夜話』(日経新書、日本経済新聞社、1967)
- 和田軍一『正倉院案内』(吉川弘文館、1996、『正倉院夜話』を改訂)
- 石田茂作・和田軍一編『正倉院』(毎日新聞社、1954)
- 石田茂作『正倉院伎楽面の研究』(美術出版社、1955)
- 佐々木信三郎『川島織物研究所報告(第二報)日本上代織技の研究』(川島織物研究所、1951)
- 佐々木信三郎『川島織物研究所報告(第一報)新修 神護寺經帙錦綾私見』(川島織物研究所、1958)
- 佐々木信三郎『川島織物研究所報告(第三報)上代綾に見る斜子技法』(川島織物研究所、1958)
- 佐々木信三郎『川島織物研究所報告(第四報)羅技私考』(川島織物研究所、1960)
- 佐々木信三郎『川島織物研究所報告(第五報)上代錦綾特異技法攷』(川島織物研究所、1973)
- 関根真隆『奈良朝食生活の研究』(吉川弘文館、1969)
- 関根真隆『奈良朝服飾の研究』(吉川弘文館、1974)
- 関根真隆『正倉院の宝物』(保育社カラーブックス763、1988)
- 関根真隆『天平美術への招待』(吉川弘文館、1989)
- 関根真隆『正倉院への道』(吉川弘文館、1991)
- 関根真隆編『正倉院文書事項索引』(吉川弘文館、2001)
- 松嶋順正編『正倉院寶物銘文集成』(吉川弘文館、1978)
- 松嶋順正『正倉院よもやま話』(学生社、1989)
- 町野とく『正倉院御物伎楽装束の復原的研究』(奈良明新社、1979)
- 橋本義彦『正倉院の歴史』(吉川弘文館、1997)
- 米田雄介『正倉院宝物の歴史と保存』(吉川弘文館、1998)
- 米田雄介『正倉院と日本文化』(歴史文化ライブラリー49、吉川弘文館、1998)
- 米田雄介・樫山和民編『正倉院学ノート』(朝日選書623、朝日新聞社、1999)
- 米田雄介『正倉院宝物の故郷』(大蔵省印刷局、1999)
- 米田雄介『正倉院宝物と平安時代―和風化への道』(淡交社、2000)
- 米田雄介・木村法光『正倉院の謎を解く』(毎日新聞社、2001)
- 米田雄介『すぐわかる正倉院の美術 見方と歴史』(東京美術、2002、改訂版、2019)
- 米田雄介『正倉院宝物と東大寺献物帳』(吉川弘文館、2018)
- 米田雄介・杉本一樹編『正倉院美術館 ザ・ベストコレクション』(講談社、2009)
- 杉本一樹『日本古代文書の研究』(吉川弘文館、2001)
- 杉本一樹『正倉院 歴史と宝物』(中公新書1967、中央公論新社、2008)
- 杉本一樹『正倉院宝物の世界』(日本史リブレット74、山川出版社、2010)
- 杉本一樹『正倉院 あぜくら通信 宝物と向き合う日々』(淡交社、2011)
- 杉本一樹『正倉院宝物 181点鑑賞ガイド』(新潮社、2016)
- 尾形充彦『正倉院染織品の研究』(思文閣出版、2013)
- 木村法光『正倉院宝物と古代の技』(思文閣出版、2015)
- 柳雄太郎『律令制と正倉院の研究』(吉川弘文館、2015)
- 米田該典『正倉院の香薬 材質調査から保存へ』(思文閣出版、2015)
- 西川明彦『正倉院宝物の構造と技法』(中央公論美術出版、2019)
- 西川明彦『正倉院のしごと 宝物を守り伝える舞台裏』(中公新書2744、2023)
- 松本包夫編『正倉院の染織』(日本の美術102、至文堂、1974)
- 松島順正編『正倉院の書跡』(日本の美術105、至文堂、1975)
- 阿部弘編『正倉院の楽器』(日本の美術117、至文堂、1976)
- 藤岡了一編『正倉院の陶器』(日本の美術128、至文堂、1977)
- 後藤四郎編『正倉院の歴史』(日本の美術140、至文堂、1978)
- 中野政樹編『正倉院の金工』(日本の美術141、至文堂、1978)
- 岡田譲編『正倉院の漆器』(日本の美術149、至文堂、1978)
- 松嶋順正編『飛鳥・奈良時代の書』(日本の美術179、至文堂、1981)
- 関根真隆編『正倉院の木工芸』(日本の美術193、至文堂、1982)
- 松本包夫『正倉院の錦』(日本の美術293、至文堂、1990)
- 木村法光『正倉院の調度』(日本の美術294、至文堂、1990)
- 松本包夫・今永清二郎『組紐』(日本の美術308、至文堂、1992)
- 成瀬正和『正倉院宝物の素材』(日本の美術439、至文堂、2002)
- 杉本一樹『正倉院の古文書』(日本の美術440、至文堂、2003)
- 尾形充彦『正倉院の綾』(日本の美術441、至文堂、2003)
- 西川明彦『正倉院宝物の装飾技法』(日本の美術486、至文堂、2006)
- 田中陽子『正倉院の舞楽装束』(日本の美術520、ぎょうせい、2009)
- 飯田剛彦『正倉院の地図』(日本の美術521、ぎょうせい、2009)
- 成瀬正和『正倉院の宝飾鏡』(日本の美術522、ぎょうせい、2009)
- 西川明彦『正倉院の武器・武具・馬具』(日本の美術523、ぎょうせい、2009)
- 中村力也編『紫檀木画槽琵琶』(正倉院宝物の研究1、ライブアートブックス、2019)
- 山片唯華子編『螺鈿紫檀五絃琵琶』(正倉院宝物の研究、ライブアートブックス、2022)
- 吉田卓爾編『漆金薄絵盤<香印座>』(正倉院宝物の研究、ライブアートブックス、2024)
模造事業
正倉院事務所では、昭和47年(1972)から正倉院宝物の再現模造事業を行っています。これまでに製作した模造は以下のとおりです。(作品名、員数、製作年度、製作者の順)
- 白檀八角箱
1合昭和47年(1972)坂本曲齋(二代)
- 甘竹簫
1口昭和48年(1973)坂本曲齋(二代)
- 漆挟軾
1枚昭和48年(1973)北村大通
- 粉地彩絵八角几
1枚昭和49・50年(1974,75)[素地]坂本曲齋(二代)、[彩色]山崎昭二郎
- 螺鈿箱
1合昭和51・52年(1976,77)[素地]川北良造、[髹漆・加飾]北村大通
- 天平宝物筆
1枝昭和53年(1978)藤野雲平(十四代)
- 紅牙撥鏤尺
1枚昭和53年(1978)吉田文之
- 螺鈿箱嚫
1枚昭和54年(1979)高田義男
- 花鳥背八角鏡
1面昭和54年(1979)鈴木貫爾
- 紺玉帯
1条昭和55年(1980)牧田三郎
- 雑帯
5条昭和56年(1981)山岡一晴
- 蘇芳地金銀絵箱
1合昭和57年(1982)[素地]坂本曲齋(三代)、[彩色]岩井弘
- 紅牙撥鏤撥
1枚昭和58年(1983)吉田文之
- 紫檀木画箱
1合昭和59・60年(1984,85)大坂弘道
- 白橡綾錦几褥
1張昭和61年(1986)高田倭男(協力 喜多川平朗)
- 磁鼓
1口昭和62年(1987)加藤卓男
- 二彩鉢
1口昭和63年(1988)加藤卓男
- 袈裟箱袋
1口平成元年(1989)[生地]高田倭男、[染色]西本多喜江
- 漆彩絵花形皿
1枚平成2・5年(1990,93)[素地・髹漆]塩多慶四郎、[彩色]大山明彦、[截金]江里佐代子
- 琵琶袋
1口平成3年(1991)株式会社龍村美術織物
- 銀平脱合子
1合平成4年(1992)北村昭斎
- 讃岐国調白絁
1帖平成6年(1994)株式会社川島織物
- 六ヶ国調白絁(伊豫国調白絁、常陸国調白絁、丹後国調白絁、土佐国調白絁、伯耆国調白絁、武蔵国調白絁)
6点平成7年(1995)株式会社川島織物
- 黒作大刀 第13号(刀身)
1口平成7年(1995)[刀身]大野義光、[研磨]小野博
- 黒作大刀 第13号(外装)
1口平成8年(1996)[外装木地]髙山一之、[髹漆]川之邊朝章、[金具]宮島宏
- 三ヶ国染色絁(阿波国調黄絁、伊豆国調赤絁、紀伊国調橡絁)
3点平成8年(1996)株式会社川島織物
- 御袈裟箱
1合平成9年(1997)増村紀一郎
- 羅(小菱格子文白羅、子持並ビ三ツ菱文白羅)
2帖平成9年(1997)株式会社川島織物
- 青斑石鼈合子
1合平成10年(1998)詫間裕
- 染色羅(小菱格子文黄羅、入子菱格子文赤茶羅)
2帖平成10年(1998)株式会社川島織物
- 黄金瑠璃鈿背十二稜鏡
1面平成11年(1999)田中輝和
- 小唐花文白綾
1帖平成11年(1999)株式会社川島織物
- 八稜唐花文赤綾
1帖平成12年(2000)株式会社川島織物
- 佐波理加盤
1口平成12年(2000)般若勘溪
- 紫地花文錦
1帖平成13年(2001)株式会社川島織物
- 銀薫炉
1合平成13年(2001)[鍛造]玉川宣夫、[彫金]市川正美
- 赤地唐花文錦
1帖平成14年(2002)株式会社川島織物
- 酔胡王面
1口平成14・15年(2002,03)財団法人美術院 国宝修理所
- 紫地鳳唐草丸文錦
1帖平成15年(2003)株式会社川島織物
- 黄銅合子
1合平成16年(2004)[鋳造]般若勘溪、[彫金]浦島紫星
- 獅子面
1口平成16~18年(2004~06)財団法人美術院 国宝修理所
- 黄楊木把鞘刀子
1双平成19・20年(2007,08)
[刀身]宮入法廣、[象嵌]橋本琇巴、[研磨]熊井光徹、[外装]髙山一之、[金具]宮島宏 - 七条織成樹皮色御袈裟
1領平成19~21年(2007~09)株式会社龍村美術織物
- 御袈裟幞袷
1条平成22年(2010)高田倭男
- 白牙把水角鞘小三合刀子
1口平成22・23年(2010,11)
[刀身]宮入法廣、[研磨]熊井光徹、[外装]髙山一之、[金具]宮島宏 - 螺鈿紫檀五絃琵琶
1面平成23~30年(2011~2018)
[木地]坂本曲齋(三代)、[象嵌]新田紀雲、[加飾]北村昭斎、松浦直子、[絃]丸三ハシモト株式会社、
[協力]横山円音、北村繁、森田孝雄、守田蔵、一般財団法人大日本蚕糸会模造の五絃琵琶を実際に演奏した音色です。黄鐘調壱越調 - 水精魚形、琥碧魚形
2枚令和元年(2019)今井裕之
- 笛吹襪
1両令和2年(2020)株式会社染技連
- 瑠璃小尺、瑠璃魚形
6枚令和3・4年(2021,22)迫田岳臣
- 紫地鳳形錦御軾
1枚令和5年(2023)株式会社ミネルバ
数据统计
数据评估
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静嘉堂文庫所蔵 宋元版(J-DAC)
静嘉堂文庫所蔵の宋版元版を収録。天下の至宝ともいわれる陸心源遺書を初公開する。日本数字档案馆中心(J-DAC, Japan Digital Archives Center)是由日本丸善雄松堂与大日本印刷共同创建的人文社会科学数字资源在线平台。它汇集了日本各大高校、图书馆及机构的珍贵历史文献、官方档案与企业史料,供学术研究与资源共享使用。

東京大学 東洋文化研究所 写真資料集成
东洋学研究信息中心在继续了前身东洋学文献中心的数据库制作、汉文典籍长期进修等重要业务的同时,还继承了先前东洋学文献中心所积蓄下来的、以东亚为中心的丰富资料。因此,中心计划开展横跨西亚、东南亚、南亚等全亚洲的造型艺术、文献、社会调查等各种资料的积累、加工和传播业务。
佛教大学図書館 BIRD 数字馆藏
BIRD | 学術情報の収集や論文・レポート作成のための佛教大学図書館サイト。佛教大学图书馆数字化收藏(佛教大学図書館デジタルコレクション)是日本佛教大学图书馆所建立的在线数字档案馆,面向公众免费开放其所收藏的珍贵古籍、文献和文化财。
日本文化中心(JCC)図書館総合展
トップページ | 図書館総合展。它是日本规模最大的图书馆相关盛会,每年十月或十一月在横滨太平洋会展中心举办,为期三天。众多图书馆机构在此举办论坛、设立展位和海报展示。主办方将其描述为“不仅是与图书馆运营者及相关行业人士交流的最佳平台,也是汇聚阅读、学习和研究环境领域最新技术和知识的场所”。

京都大学 全國漢籍データベース
本資料庫為京都大學人文科學研究所東亞人文情報學研究中心建置,為「全國漢籍データベース」(日本所藏中文古籍數據庫)子目。內容為《四庫全書總目》全文。
京都大学 所蔵石刻拓本資料
日本京都大學人文科學研究所所藏的石刻拓本資料資源,文字拓本檢索範圍為前漢(中國西漢)時代到隋朝,畫本資源涵蓋中國山東、河南、山西、陜西、四川、江蘇等地。

東京大学 漢籍善本全文影像資料庫
東京大學東洋文化研究所的藏書豐富,包括原「東方文化學院」藏書、大木文庫、倉石文庫等,總數量有十萬本,且其中包含相當多的孤本、善本。不管是在品質上或數量上,都算世界上數一數二的漢籍收藏之一。繼承著數百年來眾人的努力,將這些從古代流傳至今的珍貴典籍永久傳遞下去,正是當今我輩無可規避的使命!
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